スリランカで現地SIMを契約するならDialogで決まり
スリランカの使い捨てのSIMを契約して、便利だったので紹介します。
注:価格やレートは執筆時点での価格となります。
Dialog
今回契約したのはDialogという会社のSIM。
DialogはスリランカではシェアNo.1です。
日本でいうところのDocomo的な感じでしょうか。
このDialogには外国人旅行者向け特別プランが存在します。
『Tourists Plan』と呼ばれるプランです。
空港にDialogのカウンターが存在するので、そこでも契約可能です。
私は空港で契約しましたが、SIMカード新規発行手数料の請求はありませんでした。
Dialogのカウンターは、預け荷物を受け取ったあと、空港出入口付近にありました。
私はカウンターで白人の男性が手続きしていたので、その後ろに並びました。
その後、私の後ろにも並びだしたので、タイミングによっては結構待つことになるかも。
契約時に英語は喋れなくても大丈夫
唯一の懸念材料である、契約時の英語での会話。
でも大丈夫。
英語は1単語だけ話して契約は出来ました。
カウンターにツーリストプランの張り紙がしてあるので、指を指しました。
契約する数の事を聞いてきたと思ったので、
とだけ、答えました。
恐らく張り紙を指さして、Oneと言えば、何も話されることなく、契約出来ると思います。
その後パスポートを渡すとコピーなど取られて、最後に契約書にサインをして終わり。
私の前に並んでいた白人男性はクレジットカードで支払おうとしましたが、現金のみしか受け付けてないとの事で、私もそれに倣って現金で支払いました。
1,299ルピーと書いてあったので、1,300ルピーを渡しましたが、1ルピーのお釣りはありませんでした。
後で分かりましたが、スリランカでは10ルピー未満だとお釣りもらえないことが多いです。
ちなみに1ルピー約0.6円です。
SIMの装着と設定
DialogのSIMカード装着や設定はやってもらえます。
SIMカードの種類は標準、マイクロ、ナノと機種に合わせて、用意されます。
私は言語を英語に設定したiPhoneを渡すと、全てやってもらえました。
と言われて、契約書とiPhoneを受け取り終了しました。
5分後くらいに再起動すれば良い様なニュアンスと理解し、カウンターを後にしました。
APNの設定
カウンターでAPNの設定はやってもらえますが、APNの設定を自分でする場合は
だけでOKです。それ以外は空白で。
テザリングの制限は特にありません。
ツーリストプランの内容
1,299ルピー(日本円で約780円)のツーリストプランの内訳は以下の通りです。
- 有効期限は30日間(延長可能)
- データ通信の容量は10GB(追加購入可能)
- 通話とSMSもOK
『MyDialog』と呼ばれるDialogのアプリがあるので、そのアプリからデータ通信の追加購入も可能です。
ちなみにオプションで『4G Video Blaster』に加入すれば、Youtubeを無制限で見ることが可能になります。
画質はスマホの場合SD画質(480p)で提供とのこと。
そして追加容量で3.5GBもついてくる太っ腹。
価格は249ルピー(日本円で約150円)と激安。
有効期限は30日間。
私はYoutubeを見る習慣が無いので、契約しませんでしたが、よく見る方は契約した方がお得ではないでしょうか。
ネットが接続出来ないトラブル
さてさて私事ですが、契約直後に迎えの方と出会ったので、そのまま滞在先へ。
車中でiPhoneを再起動後、何故か3Gの電波しか拾えず、通話とSMSは出来るけどデータ通信が不可能な状態。
電波の状態が悪いのかなぁ、と思っていましたが、同じように契約した嫁さんの方は普通に4Gでネットにも繋がっていたので・・・
APNの設定を見ると何故か日本で契約していたSIMの設定が・・・
受付のお姉さんの設定ミス?
とりあえずAPNのリセット試み一瞬設定は消えるものの、ゾンビの様に日本の設定が即復活。
これはもしや呪われたiPhoneなのか。
で、よくよく思い返すとプロファイルでAPNの設定をしたままで、これが原因でした。
プロファイルの設定を削除すると無事にAPNの設定が出来ました。
これで再起動すれば解決かと思われましたが、相変わらず電波は3Gのままでネット接続は不可。
契約直後からSMSは繋がっていたので、メッセージが何通か届いてたので、確認すると、
Google翻訳で訳すると、繋がってないから販売元へ行けとの事。
しかし既に車で3時間近く走っており、今さら戻るのは、
もっと早くにこのショートメールに気が付けばよかったです。
で、結局翌日に、SMSで繋がった旨のメッセージが届き、4Gの電波キャッチして、ネットも繋がるようになりました。
教訓としては、ちゃんと繋がることを確認してから、Dialogのカウンターを離れた方が良いと思います。
電波状況
今回はスリランカ南部の割と田舎の方に滞在していましたが、電波が悪いと思うことはほとんどなく、快適でした。
ジャングルっぽい奥まった所だと、3G回線に切り替わったりしますが、圏外になることはありませんでした。
ちなみにDialogのLTEバンドは3で、1800MHzです。
お持ちのスマホやモバイルルーターがSIMフリーでバンド3対応か調べておくと安心ですね。
私が使っているのはSIMフリーのAT&T版iPhone5sです。嫁さんはVerizon版。
基本的にiPhoneならバンド3は対応しているはずです。
国内で普段使いしているモバイルルーターのMR04LNも持参しましたが、SIMを付け替えると問題なく使えました。
(MR04LNはマイクロSIMなので、iPhone5以上ならナノSIMなので、付け替えの際はアダプターが必要)
通信容量の内訳
ツーリストプランのデータ通信が可能な初期容量は10GBなのですが、実はこれ時間別に使える容量が分割されています。
時間に関係なく使えるのが6GBです。
そして残り4GBは夜中の12時から朝の8時まで。
やっぱり日本で契約したい場合
1泊2日の短期旅行や、何がなんでも英語を喋りたくない方は、国内でレンタルWi-Fiの契約を済ませてからの渡航がおすすめです。
国内外で使えるMugen WiFi
国内だと容量無制限で使用可能なMugen WiFi。
スリランカにも対応していて、1日1,200円で1GB使えます。
日常使いから、ちょっとした海外旅行にも直ぐ使えますね。
イモトのWiFi
こちらもスリランカに対応。
1日1,880円で1GB使えます。
キャンペーンをやっている事があるので、キャンペーン中に申し込めば、Mugen WiFiより安く契約出来ることも。
デメリット
レンタルWi-Fiの弱点としては、通話とSMSが出来ない事でしょう。
PickMeなどスリランカで使えるアプリは初回起動時にSMSで本人確認が必要です。
LINEやSkypeなどでしか通話はしない、SMSも使う事が無い場合は、国内のレンタルWi-Fiでも良いでしょう。
それとDialogに比べてかなり割高です。
これを知らなければ、レンタルWi-Fiを契約する所でした。
街のDialogショップでもツーリストプランは契約出来る
諸事情で、もう1回線必要になり、街のDialogショップへ行ってみました。
空港と同じようにパスポートを持参すれば、ツーリストプランで契約出来ました。
そして通信容量も自由に選択が出来ました。
ただし空港ではSIMカード代金は請求されませんでしたが、街のDialogショップでは請求されました。
とはいえ価格は150ルピー。
日本国内だと新規発行手数料で、3,000円前後がデフォなので、それに比べれば相当格安。
そしてSIM取り付け代金として領収書には記載のない100ルピーが請求され、これはなぜかレジでは無く、担当者の机の中へ・・・
チップかな^^;
そんな訳で、1ルピーでも節約したい人は空港で契約することをお勧めします。
ちなみに今回滞在していた田舎街の方ですが、至る所にDialogの看板を掲げたお店があります。
ただしそれらのお店は、明らかに小さくて、小汚い(失礼(^^;)個人商店的な感じ。
追加容量のスクラッチカードを販売してい事がメインで、新規契約は出来ません。
新規契約の場合は、明かに綺麗な建物のDialog直営ショップがあるので、そこに行きましょう。
日本と同じように順番待ちの整理券を貰って待ちます。
順番が来たら、ツーリストプランの事を伝えれば、あとはトントン拍子で進んでいくでしょう。
Dialogを利用した感想
スリランカには28日間の滞在でしたが、Dialogのおかげで通信には困ることなく過ごせました。
約780円で一か月10GB使えたら十分ですね。
しかも追加容量の購入も、日本国内に比べればかなり割安。
滞在中にWordPressのテーマやプラグインのアップデート&サポートも、国内に居る時と同じように出来ました。
20年前には考えられなかった事が、出来るようになっていて、文明の利器には感謝です。
昔は海外でネット環境を構築するのに、AOLのテレホンカードみたいなの買って、ちまちまダイアルアップしてたよね、と遠い目になるオッサンでした。
とりあえずスリランカでネットするならDialogで決まりです。
注:価格やレートは執筆時点での価格となります。
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